2003年の開業当初は、カウンセリングが今ほど世の中に、浸透していませんでした。
当時は、重症の方が心の治療に通うところ、そんなイメージをもたれていました。欧米ではカウンセリングが日常に浸透していましたが、日本ではまだまだ敷居の高いものでした。

そこで、“もっと気軽にカウンセリングを利用していただきたい”、そんな気持ちから、当時はカフェでカウンセリングを行っていました。

その際につけた名前が、「東京カフェカウンセリング」です。

時代の変化と共に、カウンセリングに対する世間の認識も変わっていきました。
うつ病や適応障害など心の病気が、広く社会に知られるようになると、メンタルクリニックが増え、心の問題が身近になり、誰にでも起こりうることと、捉えられるようになっていきました。

東京カフェカウンセリングも、気軽に利用できるカフェで行うカフェカウンセリングを残しながら、東京駅近くにカウンセリングルームを構えるようになりました。
時代の変化に合わせて、悩みや心の不調と向き合いやすい環境を、整えていきました。

2016年に、より落ち着いて話ができるように、現在の飯田橋に引っ越しをしました。

そして、2020年にコロナの影響を受け、オンラインカウンセリングを開始いたしました。

すると、今までカフェカウンセリングを利用していた方、例えば子育てや介護などの問題で家を離れる時間を短くしたい方や、まだまだカウンセリングルームの敷居が高く感じられている方が、オンラインカウンセリングを利用されるようになりました。

このような経緯を経て、2025年にカフェで行うカフェカウンセリングは廃止いたしましたが、「東京カフェカウンセリング」の名前は、そのまま使用しております。

今も開業当時と変わらず、『カフェに行くような気持ちで、誰にでも気軽にカウンセリングを受けてもらいたい』と願っております。