回避依存のカウンセリング
自分の本当の気持ちに気づいたら人の気持ちを理解する足掛かりを
回避依存症のカウンセリングは、カウンセラーとの信頼関係を築いた後でスタートすることになります。
どんな場面でも、どんなカウンセリングでも信頼関係を築くことは重要です。
回避依存症の方は、カウンセラーとの関係を築くこと、何でも話すことにも躊躇することでしょう。まず、それを乗り越えることが大切です。
自己愛と自己評価のアンバランスさから孤立しがちな回避依存症者
他者との関係を回避しよう、自分を守ろう、侵入されまいと思う傾向を、自分を守りすぎるという意味で“自己愛”と捉えたとして、それとはアンバランスに自己評価は低いという点が、回避依存症の特徴の一つです。
人間関係が希薄になりがちなので、孤立しがちで、孤独感と背中合わせです。
心の蓋を開いて、自分の本当の気持に気づきましょう
他者との関係から逃げる一方で、自分の本当の気持ちに気付いていない事も多々見受けられます。
自分の気持ちをちゃんと表現しているという方でも、深い欲求には気付いていないものです。他者との関係から回避しているうちに、自分の深い気持ちにも蓋をして、気付かないようにしているのです。
自分の気持ちを表現することが怖いかもしれませんが、どうぞリラックスして話してみてください。
あなたが思っているような、怖いことも、嫌なことも起こらないものですよ。
「他人を見下す」ヒットラーポジョション
これは、一部の回避依存の方に見られるものですが、「あいつはバカだ」「こいつもダメだ」「どいつもこいつもバカばっかりだ」というように、他者を見下すことで、自己評価を上げようとする方がいます。
時として、他者の気持ちを理解するような課題を出す場合があります。
回避依存の場合に限りませんが、心理テストをもとに、課題を見つけ、日常生活で取り組んでいただく場合があります。
もちろん、了承を得て、一緒に課題も考えていきます。
気持ちを変える前に、行動を変える。行動が変わると、気持ちも自然とついてくる、という方法です。
もしあなたが回避依存だと気付いたのなら、今が人生を好転させる大きなチャンスです。
回避依存は、適切なカウンセリングで乗り越えることが出来ます。是非ご相談ください。