共依存のカウンセリング
自信がないあなたは、執着しているものを手放し、自己評価を上げることが苦しみからの解放になります。
共依存症のカウンセリングは、自己評価を上げるという事と、脱愛着、つまり何か執着している人などを手放すという作業をしていくことになります。
自分の評価を上げる事に必死になっていませんか?
自己評価が低いけれど、人から評価されることで、自己評価を上げたいと考えるのです。そのため、(ある特定の)他人が重要な存在です。
会社でしたら上司の評価、給与査定などでしょうか。主婦でしたら、旦那さんや子供たちから「ありがとう」と感謝されたい、主婦仲間からのいい奥さん、いいお母さんという評判などでしょうか。他にも人気者になりたい、モテたい、優しいと言われたいなど、なんとか自己評価を上げていきたいと考えています。
ある意味、他人の気持ちを自分のほうを向かせようと必死です。なんとか見てもらおうと、必死で相手をコントロールしたがっているわけです。
ところが、ある程度は評価を喜ぶのですが、実際には自己評価が低いために、その好評価を受け入れることができません。
周りからの評価を得るために頑張っているのに、頑張っても頑張っても、一番欲しい自己評価は上がらないのです。
何に執着しているのか、考えていきましょう
では、何にそんなにこだわっているのか、執着しているのか、考えていくことになります。
共依存症はたいていある特定に人に執着しています。ある特定の人物によって振り回されています。
彼・彼女、家族である場合が多いでしょう。
日本人の場合、謙虚、謙遜、親切、人の和、といった美徳や価値観がありますが、共依存症者はこの考え方の陰に隠れていて、わかりにくい部分があります。また、特定の人物でなくても、周りの空気を読む(KY)といった考え方が、共依存症を助長させている場合もあります。
いつその価値観を持ったのか、なぜ評価を気にするようになったのか、探っていくことになります。
ところで、日本古来の美意識と、共依存症者の価値観や症状とは別のものです。そのため、回復したら日本人の美意識がすっかり抜け落ちてしまうかというと、そんなことはありません。
執着しているものを手放し、自己評価を上げるには?
執着に気付いたのであれば、脱愛着、手放すことです。
手放すとは、ペンをぎゅっと握り、ぱっと手放すあの感覚です。
あなたが一番こだわっているあの人を、いつも頭の片隅にいるあの人を、手放して、自由になるのです。
手放すことに恐れがある人もいると思います。
実際に、ペンを握り、手放してみてください。手放した時、ペンがなくなってしまうのではないかという、恐怖でいっぱいになりましたか? 答えはノーでしょう。
解放感と、またいつでもペンを握れるのだという当たり前の事実と、清々しささえ感じたでしょう。同じことが起こります。
手放した後は、今まで他人にしてきた事、つまり自分を大切にしていきます。カウンセリングでは、自分を大切にするコツ、自己評価をあげるために、どうしたらよいかを一緒に考えていくことになります。
共依存症の目標は、自己愛を自分でうめる方法、自分を愛するコツをつかむことといえるでしょう。
もしあなたが共依存だと気付いたのなら、今が人生を好転させる大きなチャンスです。
共依存は、適切なカウンセリングで乗り越えることが出来ます。是非ご相談ください。